麻賀多神社氏子

大正15年(1926年)、鏑木町小田野(現在のヤングプラザ交差点付近)に京成佐倉駅が開業しました。昭和37年(1962年)、この駅は北側に約100メートル移転し、現在の位置に落ち着きました。移転後、旧駅跡地の周辺は区画整理が進み、商店や住宅の建設が始まりました。

南口の駅前からは、八千代大和田方面、印旛方面、成田・三里塚方面へバスが発着しており、この地域は「停留所の町」とも呼ばれていました。

昭和38年(1963年)まで千葉市の玄関口であった旧千葉駅(現在の東千葉駅)から県庁へ続く町「栄町」にあやかり、新たに発展・繁栄を願ってこの地域も「栄町」と名付けられました。その後、住居表示が変更され、正式に「栄町」となったのは昭和44年のことです。

御神酒所は二代目で、平成元年(1989年)に新調されました。鬼板には「雲に榮」、懸魚には「雲に飛龍」や「鳳凰」の彫刻が施されています。幕には、左右に獅子と牡丹が描かれ、見返り幕には「榮」の文字があしらわれています。

坂道(斜度2.6度約510m)の曳き廻しは運命(サダメ)上り坂は曳き綱の力強さ、下り坂は梃子と御神酒所回りの若衆が躰を入れて御神酒所を押さえる気迫がみどころです。子供の曳き手も多く老若男女参加が増えています。新転居者や他町の人々も温かく受け入れ参加できる町です。

栄町 御神酒所 
栄町 獅子と牡丹が描かれた幕